「死について」で「本気で自死しようとしたことがある」から「今のアナタの気持ちがわかる」のようなことを書いておきながら、今回は突き放すような真逆なことを書いています。
一体どっちなんだい?と思うかもしれませんが、両方です。両方なんです。
貴方のその鬱の原因の一旦に親からの虐待があったからだとしましょう。
でも私は親からの虐待は受けていないので(広義では受けていたことになるかもしれないけれど)
その辛さは想像はできても本当のところ私にはわかりません。
でも同じ境遇にあった人とであれば共感してくれる人もいるでしょう。
そして多分、鬱病患っている人はそういう過去を持つ人が多いのではという印象です。
あるいは酒乱の親とか。アダルトチルドレンだとか機能不全家族だとかはそういう家庭で育った子供の概念から生まれたそうですから。
それはさておき、私も色々沢山その関係の本を読み漁ってきましたが、親が知能障害だった人には今のところ遭遇していません。
私と同じ家庭環境で育った兄弟姉妹以外の他人に遭遇したことがないのです。
つまりそういう家庭で育ったがゆえのわからなかった深層意識に沈み込んだままの苦労や苦悩を理解してくれる人に巡り会っていないわけです。
ここでこんな苦労があった。こんな辛い思いをしたと綴っても聞く方は困るだけ。
自分で解消するしかなかったし、又、自分で自分を慰めて労をねぎらって、褒めてあげて、そして過去のものとして前を向くしかなかったし、そうしないと前に進めないし、前に進みたいとも思ったのです。
私はアナタの苦労なんて知りません。
同時に私の苦労をアナタは知りません。
でもそれでいいのです。
人は生まれてから死ぬまで独りです。
あなたの苦労を知る人なんてほぼいない。
でもあなたという人を人間を好きだと言ってくれる人がいるのも事実です。
アナタの過去なんて関係ない。どんな親に育てられた、なんて関係ない。
あなたの存在そのものが愛おしいと思ってくれる人がいるものです。
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