退行催眠

酷く気分が落ち込むことが長く続くことつまり鬱病の症状は今が初めてじゃない、何回か繰り返していることに気づいた私は、もう二度とこんな思いはしたくない、と、原因を突き止める決意をしました。

専門家の力を借りようとココなら信頼できると踏んだ、あるセラピストの門をたたきます。

どうやって見極めたか、という話は又にするとして、三回目のカウセリングで退行催眠を受けました。

退行催眠とはカウンセラーの指導のもと、催眠状態で自分の過去にどんどん遡って原因となった出来事を探ろうという試みです。

正直、本当に催眠状態になったかどうかはわかりません。

でもそんなことはどうでもいいのです。

私には確かに効果があったから。


退行催眠を受けて、私が見えた景色は学校の床と上履きを履いた私の足元でした。

私、いじめられっ子だったのです、小学校低学年の時。

毎日学校に行くのが嫌で嫌で仕方ありませんでした。

近所の子たちと連れ立って通勤する仕様だったのですが、ある日とにかく泣いて拒否した時がありましたが、グループに組まれた最年長の近所のお姉さんを困らせただけでした。

いじめっ子に見つかるととにかく色々されるから、ずっとうつむいて顔を隠していたのです。

それが学校の床と私の足元という映像です。


退行催眠を受けたあとに、家でのやり方を教わり、勧められた本と何か液体の入った小瓶を購入しました。

小瓶の液体は水に数滴垂らして飲んでもいいし、湯船に入れてもいいよと言われました。

この内容から察するにハーブエキスなどの香りのある飲むことの出来る何かだったのだろうと推察します。

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